[体験者の声] 初段審査の感想

更新日:2 日前


先月、目黒中央体育館で審査を受け、初段になった会員から感想が寄せられました:

 

体験者の声


竹の氣クラブの稽古に初めて見学に訪れた日が懐かしい。


稽古から受けた印象は「呼吸」や「足捌き」の基礎を丁寧に行なっていることだった。

他の道場の稽古に参加したことがあったが、そこでは「呼吸」や「足捌き」は重要視されていなかった。

特に新鮮だったのが「呼吸」だ。

言葉で説明するのが難しく、何をしているのかが分からない。

一見実用的とは思えないそんな「呼吸」を大切にしていることは、現代にはびこる「効率主義」に対する一つの思想に思えた。

(「呼吸が全て」といわれるほど呼吸は重要なので、呼吸を学ぶことは技の精度を上げ、効率主義とも矛盾しないのだが、これは後から知ったこと。)


そんな「基本を大切にしていること」が、竹の氣クラブを選んだ決め手だ。


見学に訪れた2016年12月11日に入会し、早くも5年半の年月がたつ。

その5年半はあっという間だった。


コロナの影響で稽古が不定期になった時もあるが、その間に記憶に強く残っているのは日本で大ブームとなった『鬼滅の刃』だ。


2020年、映画『鬼滅の刃』が404億円の大ヒットを記録し、日本歴代1位に輝いた。

2001年の『千と千尋の神隠し』を抜いての快挙となる。

このヒットの裏側には何があったのだろうか。

コロナの閉鎖感を打破する「爽快な映画」だったこともあるが、「呼吸」が一つの鍵だと思う。

『鬼滅の刃』は人間を食べる「鬼」と、鬼を狩り人々を守る「鬼狩り(鬼滅隊)」の戦いを描いている。

主人公を含めた鬼狩りは「水の呼吸」や「雷の呼吸」といった技を使い鬼を倒していく。

体の運動・運用と密接に関係している「呼吸」の重要性を、「体」は知っているので、コロナ禍で体を動かす機会が大きく減った現代人に「呼吸」というキーワードが響いたのではないだろうか。

「呼吸がきちんと使えると、体も気持ちがいいですし、もしかしたらアニメのように鬼も倒せますよ」という体からのメッセージを、人々が受け取ったのではないかと妄想せずにはいられない。


そして、現実の世界で「呼吸」が最大限に試されるのが合気道の「昇級・昇段試験」だ。


昇段試験前日の稽古で、大崎師範よりアドバイスをいただいた。

それは「シームレスな技」を心がけることだ。

自分なりに解釈すると、シームレスとは「スムーズ」、「途切れのない」、「違和感のない」ということになる。

技をかける瞬間、一歩大きく踏み込むクセがついており、技がそこで途切れていたのだった。

アドバイスを受けるまで、技に入る「初動の動きを最速」にすることが大事だと思っていたので、一歩を大きく踏み込んでいた。

しかし、足捌きの動作を確認する為に、多田 宏先生のDVDを注視したところ、確かに動きが「シームレス」で、自分の足捌きとは明らかに違った。

「初動の動きを最速」を目指しているというよりは、「スッ」と技に違和感なく入っていた。

ここでも「基礎の大切さ」を学ぶことができた。

昇段試験の出来は自分ではよく判断ができないが、一歩踏み込むクセがでないように注意して挑み、念願の「初段」へと昇段することができた。


初段になると、黒帯を着用し、袴を履けるようになる。

そもそも合気道を始めた理由が「袴を履きたい」という漠然とした憧れからだったので、待ちに待った瞬間だった。


しかし、初段といっても「技を覚えている」くらいで、「実際に技ができる」とは程遠いと感じる。

無駄に力んでいたり、どのような理合で技がかかるのか、まだまだ理解が浅い。

特に試験終了時には息が途絶え途絶えになっていたので、まだまだ「呼吸」の修行不足だ。


それでも、これからは白帯の方を教える立場にもなるので、気を引き締め、基礎を大切にし、武道の深みを探究し、人を導けるようになりたい。


 

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